サンタさんの起源って知ってますか?
クリスマスの主人公と言えば、サンタクロース。
この「サンタクロースの起源」について考えてみたことありますか?
深く考えないで、そんなおじさんいたのかな?くらいにしか思った事ありませんでした。
「セント・ニコラス」という人物がサンタクロースという説が有力です。
このセント・ニコラスをオランダ語で言うと…「シンター・クラース」というのですが、これがなまって「サンタクロース」と言われるようになったと言われています。
セント・ニコラスという人物は、詳細がはっきりとしていないらしいのですが、聖ニコラスと呼ばれ4世紀頃のトルコにいた司教です。
有名なお話では、貧しさゆえ3人いる娘達をお嫁に出してやることも出来ない可哀想な人がいるという話を風の噂で知ったニコラス、夜中に自分と分からぬよう、マントと頭巾で体をおおった彼は、貧しい彼らの手助けになればと窓から金貨を投げ入れたそうです。その投げ入れた金貨が、偶然にも暖炉脇にかけてあった靴下の中に入ったといわれ、このことが、サンタさんのプレゼントは靴下の中という言い伝えにつながったのかと思われます。
しかし、同じ時期同じ地域にニコラスという司教がほかにもいたみたいですし、ちょっと進んで6世紀頃にもニコラスという司教がいたとか。
そのため、どのニコラスなのか特定する事ができないそうです。謎のままというわけですね。ですが、サンタさんがプレゼントをくれるという心温まるお話の起源は、ニコラスさんという心優しい人物の行いだったこと、そしてその思いが今も受け継がれているというのは、とても嬉しいことです。
本当のニコラスがどんな人物だったのか…これははっきりませんが、「350年頃のミュラ(現在のトルコ)で亡くなったニコラス」というのが、サンタクロースの起源ということです。
このニコラスは、そこの大聖堂に埋葬された後、トルコがイスラム圏になったことから、1087年にイタリアのバーリに遺骨を移したそうな。
この時にヨーロッパ各地へ聖ニコラス伝説が広まったとされています。
聖ニコラスの伝説として、有名な話
「ある貧しい貴族の三姉妹がいました。この三姉妹を助ける為に投げ込んだ金貨が、暖炉の前に干してあった靴下の中に入った」
という話です。
ニコラスは、とても裕福な家に生まれ、早くに両親を流行病で亡くしてしまったそうです。その後修道院で育ったんです。
ある日、貧しい貴族の家の前を通りかかったニコラスは、貧しさから娘たちを嫁に出すお金も無く、身売りさせなければならない…という話を耳にしてしまいます。そこでニコラスは自分が寄付したと気づかれないように金貨を家に投げ入れたんだそうです。
聖ニコラスに関する伝説は、ほかにも数多くあります。様々な奇跡や伝説が残っていて、非常に人気のある人物になっています。
寒い冬の一大イベントである「クリスマス」主役のサンタクロース。
サンタクロースと言えば、白い立派なヒゲに赤い服を着た優しそうなおじいさんで、陽気に「ほぉ〜ほぉ〜ほぉ〜!メリークリスマス」と世界中の子供たちにプレゼントをと配る事で有名です。
今でも多くの子供たちに夢を与える存在としてクリスマスの定番キャラとして君臨しています。
しかし、聖ニコラスは現在のイメージである赤い服に太ったおじさんとしてのイメージとはかけ離れています。司教ですから、ローブに冠といった感じだったと思います。
サンタクロースの起源は聖ニコラスですが、見た目の起源はまた違うところにあるみたいですね。
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